本誌紹介[みんなともだち:光沢寺中井幼稚園]

みんなともだち:光沢寺中井幼稚園
教育方針

「いきいきと意欲的に活動し、他への思いやりの心をもつ子ども」「自分で考え、自分のことばではなし、自分の意志で行動する子ども」を大きな保育目標とし、感性豊かな素直な表現のできる子どもに育てることを『保育のねがい』としています。



まるで絵本の幼稚園

一歩足を踏み入れて、目にとまったのが絵本のへや。ドアを開けると、図書館のように、六千冊以上の絵本が並んでいる。四十年前、廃品回収したお金で、一冊、二冊と増やしてきた大切な絵本は、どれも子どもたちに出会わせたい選び抜かれた逸品。中には、絶版になっている絵本もあるという。「絵本は家庭で母親、父親が読んであげることが一番」「ご一緒に絵本のお勉強をしましょう。」と園長先生が始めた"絵本ノミナー"もお母さん達が積極的に運営。毎月一回お茶を飲みながら絵本を楽しむ会=絵本ノミナーを開いている。先生が毎日二冊以上、お母さん達が交代で週に一回の読み聞かせ、そして、貸出絵本と考えると、入園してから卒園するまでに、子どもたちは数え切れないほどの絵本に出会うことになる。


「絵本は子どもが初めて出会う芸術作品です。目に見えるようにかかれた文のイメージを広げてくれる絵を見ながら、お母さん、お父さんの声を通して読んでもらうよろこびを幼い時には沢山味わって欲しいと思います。このよろこびの時間を沢山もらった子どもは、ことばの力が積み重なっていくと同時に、読んでくれる人とことばを共有したり、気持ちが通い合ったり、よい人間関係の基礎がきっと築かれる筈です。」と話す園長先生。このお部屋には、想像力や集中力の他に、なんとも温かい絵本の魅力がいっぱいつまっているようだ。



身体もいっぱい動かすよ!

光沢寺中井幼稚園には通園バスがない。毎日、お母さんやお父さんの手のぬくもり、そして四季折々の匂いを感じて、幼稚園に通っている。自然の移り変わりに触れながら歩いていると、家の中では話すことのない会話も生まれてくる。
園長先生が、毎朝門の前で皆を迎えると、親子できちんと立ち止まって「おはようございます」と丁寧に頭を下げ、挨拶をする。挨拶のマナーを自然に身につけることができるようだ。また、毎日園に通うことで、先生に直接子どもの様子や心配事を相談できるのも安心の一つ。お友達の名前と顔も覚えることができ、保護者同士もお友達にもなりやすいという。


日中は、系統だった体育遊びのほかに、広い園庭で身体をめいっぱい動かす。運動会で年長さんがしていた鉄棒やのぼり棒を、年中さんが真似てやってみる姿も多く見られる。やりたい!と進んでやるから、できるようになるのも早い。雨上がりの園庭も子どもたちは大好きで、泥団子を作ったり、ダンゴ虫・かたつむり・ありと大はしゃぎだ!



大好きなお弁当の時間

ごはんの時間にお邪魔をすると…。どの子もとっても元気いっぱい。そして、嬉しそうに見せてくれたお弁当。お母さんやお父さんが、愛情たっぷりに作ってくれたのが一目でわかる。それは、キレイとかカワイイとかではなく、手作り感いっぱいのお弁当だからだ。「子どもたちが大きくなってからのお母さんの記憶って、台所に立っている後姿に、刻んでいる音や美味しそうな匂いやその時の雰囲気など。五感をつかって記憶したものっていくつになっても思い出せるものなんです。親子の絆って食から生まれるものだと思います。」という村上里絵先生の言葉に、とても温かい気持ちになった。

毎日、親子で通う幼稚園。見守ってくれる先生とたくさんの保護者の愛の輪の中で、子どもたちはまっすぐスクスクと育っていくだろう。




 

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